「水面を元気に泳いでる」 茅ケ崎里山公園 町野 正樹
講評
受賞のポイントは二つ。まず、画面上半分で来園した人々の姿がとてもバランスよく描かれていること。そして、池面に映った鯉のぼりがとても印象的なことです。通常、水面は暗めに写り反映像も淡くなりがちなので、以前の銀塩写真の暗室操作のようにデータ修正をしたのかもしれませんが(もちろんOK)、画面上部に負けないくらいの色彩・濃度が得られたことで臨場感が増しました。ゴールデンウイークの里山公園の雰囲気が活写されています。
「丹沢の夜明け」 丹沢 小瀬村 茂
講評
丹沢山塊の東端のピーク・三ノ塔から、富士山などの西の山々ではなく東方を被写体に選び、山岳風景ではなく「厳冬の夜明け」を作画目的としたところが素晴らしい。光の効果を熟知しているのでしょう、昇り始めた太陽の光が最も効果的に風景を照らす瞬間が見事に捉えられています。朝日の明るさが最適だったという幸運も多少あるにしても、山頂の積雪のグラデーション、霧氷の輝き、薄明るい相模湾と、冬の夜明けの「静謐」が描かれて秀逸です。
「夜空に浮かぶ」 丹沢 清水 知絵
講評
ジャンボクリスマスツリーやイルミネーションなどの入賞作品が過去にありましたが、夜間=難条件のため高機能なカメラで写されたものでした。受賞作は熱気球フライト体験の様子で「光」が主被写体ではありませんが、スマホの夜景描写力が見事。興味の中心になる熱気球を画面右半分に大きくフレーミングして存在感を際立たせ、地上のイルミネーションによって会場の雰囲気が適度に写し込まれました。いかにも夜らしい画面の暗さが絶妙です。
今年は昨年に比べて少し応募点数が増えました。コロナ禍は納まりつつありますが、夏の酷暑はますます盛んで影響必至かと思いましたが、順応しつつあるのでしょうか。今回目立ったことは三つ。一つめは新しい被写体が少し入賞したことで、皆さんの被写体発見の努力が実りつつあります。二つ目は女性が増えたこと。そして三つめはスマホ作品が増えたことです。通常のカメラが419点に対してスマホは104点でした。女性とスマホの増加は連動しているようで、本コンテストに興味を持って気軽に応募する方が増えた分、新しい風が吹き始めたのかもしれません。これまで通常のカメラで撮影・応募されていた方には強力なライバルの登場、一層の挑戦に期待します。
今回も入賞と入選作品の差はわずかでした。
「和の趣き」いわゆる額縁構図ですが、被写体に正対し垂直をきちんと出すことで、その特長をよく生かしています。端正なフレーミングが紅葉の鮮やかさを強調しています。
「いつまでも」これもスマホでの撮影ですが、夜の雰囲気(画面の暗さ)がよく出ている露出になっています。ランタンが舞い上がる様子がタイミングよく写し止められています。
「暮色の海」残照に染まる空を映した海面の美しさが、寄せる波の縞模様で一層強調されています。定番ではありますが、渚を歩く人物のシルエットがスケールを感じさせます。
「チューリップと風の吊り橋」隙がなく密度の濃い画面です。空には多数の白雲、背景は風の吊り橋、画面右端に母娘を配して、チューリップ畑=色鮮やかな春の光景を描いています。
「恐竜運動会」昨年から始まった恐竜運動会でいち早く応募。ゴールテープを写し込む手馴れた画面構成で、色違いの三組の走者それぞれを上手にストップモーションしています。
審査員 逸見仁(写真家)
「いつまでも」
津久井湖城山公園
菅原 真希
「和の趣き」
秦野戸川公園
小澤 淑子
「暮色の海」
湘南海岸公園
鎌野 浩
「チューリップと風の吊り橋」
秦野戸川公園
佐藤 義則
「恐竜運動会」
保土ケ谷公園
平野 昌子
「丹沢の住人」
丹沢
吉田 拓矢
「星夜の北丹沢」
丹沢
白井 源三
「城ヶ島の空」
城ケ島公園
柿坂 直輝
「ヤビツ峠に春を告げる」
丹沢
増田 功二
「春の公園」
あいかわ公園
星野 郁男
「夕陽の中を」
湘南海岸公園
秋山 純一
「松林の根元で」
辻堂海浜公園
秦 英遠
「みんなで田植え」
座間谷戸山公園
川上 勝正
「菜の花台園地〜秋の装い〜」
丹沢
高津 弘人
「早春」
秦野戸川公園
伊藤 良一
「空と地がぶつかる場所」
大涌谷
藤原 悠晃
サカタのタネ グリーンサービス賞
「春らんまん」
相模三川公園
篠原 慶一
ランドフローラ賞
「雨上がりの小路」
恩賜箱根公園
古橋 美帆
オーチュー賞
「梅影万華鏡」
保土ケ谷公園
石関 勝敏
湘南造園賞
「紅と緑の競演」
大磯城山公園
西沢 良夫
小田急グループ賞
「宇宙人との出会い」
辻堂海浜公園
小嶋 典生
石勝エクステリア賞
「陸(おか)も水も、百花繚乱」
三ツ池公園
丸山 朋夫
大和ハウスリアルティマネジメント賞
「四季の色」
四季の森公園
八木橋 誠
京急サービス賞
「ハマユウ咲く海辺」
観音崎公園
牛木 実
神奈川県観光協会賞
「運動会」
丹沢
山本 健二
七沢観光協会賞
「うららかな休日」
七沢森林公園
青木 進
アイスコ賞
「木陰で涼をとる」
三ツ池公園
若林 潤
コカ・コーラ賞
「盛り上る湖上祭」
津久井湖城山公園
松田 廣司
キリンビバレッジ賞
『「 抱っこしてよ〜 」』
相模原公園
能澤 穂奈美
ダイドードリンコ賞
『「あと少し!」』
座間谷戸山公園
樋口 文二郎
ダイドーアサヒベンディング賞
「パンパスグラスが初秋の風になびく」
秦野戸川公園
栗原 正行
サントリービバレッジ賞
「新緑に映える鯉のぼり」
四季の森公園
石井 清一