丹沢大山国定公園・県立丹沢大山自然公園ビジターセンター
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登山の前に

丹沢の登山口は交通の便がよく、丹沢は多くの登山者に親しまれています。しかし、やせ尾根や鎖場のある険しい山でもあります。毎年、遭難事故が絶えません。過信せずにゆとりある登山計画をし、装備を万全にしてお出かけください。
※トップページの「丹沢information」、丹沢登山の「通行止め情報」を必ずご確認ください。

登山装備

これだけはしっかり用意しましょう!
・登山地図とコンパス
(スマホアプリは、バッテリー切れになると使用できません。紙の地図をおススメします!)
・飲み物(夏場は最低2リットル)
・ヘッドライト(懐中電灯)
(山の日暮れは早く、登山道に電灯はありません!怪我など予期せぬ時の為にも必須です)
・携帯電話
(モバイルバッテリーも携行すると安心です)
・非常食
・雨具(レインウエア、防水性の高いもの)
・救急セット
・防寒着(風を通さない素材)
・靴(登山靴・トレッキングシューズなど)
・アイゼンなどの滑り止め(冬期)

登山計画書

登山計画書(登山届・登山者カード)には決まった様式はありませんが、次の項目を必ず記載し、各自で事前に作成して登山前に提出しましょう。万一、事故に遭ったとき、救助活動がスムーズに行われます。家族や知人に登山計画をしっかり伝えましょう。誰も知らなければ誰も救助には来てくれません。

登山計画書の記載内容

・登山を実施する年月日(登山開始時間・下山予定時間)
・登山者全員の名前、住所、携帯電話番号等
・緊急連絡先
・登山ルート(地図や略図などでルートや進行方向を表示)
・行動日程(各ポイントに到着する予定時間、宿泊先など)
・目的の山の名前
・登山方法(軽登山・縦走登山・沢登り・トレイルランなど)

登山計画書の提出先と提出方法

次のいずれかの方法により提出してください。
・登山口に設置された登山計画書投函箱
・郵送またはFAX
・山岳を管轄する警察署(交番・駐在所を含む)または警察本部地域総務課で受け付けています。
・オンライン
登山計画書の提出先と提出方法
大倉の登山者カード投入箱
登山計画書の提出先と提出方法
西丹沢の登山者カード投入箱

通行止・注意情報

・天候の状況などにより、登山道が通行止めになっている場合があります。
・事前に、予定しているコースの通行止め情報を確認して、登山計画をたてましょう。

丹沢の山小屋

山頂にあるおもな山小屋

山小屋に宿泊をご検討の方は、必ず宿泊希望の山小屋に予約を入れましょう。
利用料金など詳しくは、各山小屋に直接お問い合わせください。
その他、土日祝日のみの営業や不定期営業の山小屋・宿泊施設があります。

丹沢の避難小屋

 山小屋が少ない西丹沢・北丹沢を中心に設置されています。緊急時のみ宿泊可能です。
・黍殻山避難小屋
・犬越路避難小屋
・加入道避難小屋
・畦ヶ丸避難小屋
・一軒屋避難小屋
・菰釣避難小屋

注意すべき生き物

野外にでる場合には注意すべき生き物、ケガなどの応急対応は事前に知っておく必要があります。 これらの知識は皆さんの生命を守るだけでなく、より深く自然に親しむことができるコツなのです。


スズメバチ類
スズメバチ
特徴 最大のオオスズメバチでは体長3.5センチ程。女王バチを中心に集団で生活する。キイロスズメバチは軒下など目立つ所に巣を作るが、もっとも毒の強いオオスズメバチは地中に巣を作るので知らないうちに近づいている場合がある。近づいた際に刺されることがある。
予防 巣に近づかない。ジュースなどの甘い物を好むので、スズメバチ類の活動時期(特に夏・秋)には持っていかない。香水をつけない。ハチが偵察のために体の回りを飛んでもじってしている。カチカチと警戒音をならしたら、慌てず速やかにその場から離れる。
症状 激痛・腫れ、じんましん・嘔吐・呼吸困難などのアレルギー反応(アナフィラキシーショック)など。全国では、年間数十人の死者がでている。
処置 水で毒液を洗い流し、抗ヒスタミン軟膏を塗る。アレルギー症状が出た場合は、救急車で病院へ。アレルギー症状がみられなくても、念のため病院で治療を受ける。

ヤマビル
ヤマビル
特徴 体長2~5センチ。体の前後に吸盤があり、伸び縮みをしながら、足もとから這いあがり、血を吸えそうな場所をさがし吸血する。湿った所を好み、特に東丹沢に多い。5月中旬から10月上旬頃に活発に活動する。
予防 食塩水(濃度20パーセント以上)やヤマビル忌避剤を靴に漏れなくつけたり、塩を靴や靴下にすりこむ。虫よけスプレー(ディートやイカリジン)も有効だが、持続効果は低い。サポータータイツなどで進入を防ぐ。
症状 血が止まらない・かゆみ・ヤマビルは毒をもっていないが、体質によっては腫れることもある。
処置 無理にはぎとらず、塩や虫よけスプレーなどをかけて落とす。水で洗い流し、かゆみの元になるヒルジンを絞り出すと治りが早い。
※ヤマビルについて詳しく知りたいかたは、下記サイトをご覧ください。

マムシ
マムシ
特徴 体長60センチ程。頭部が三角形で、身体には大きく丸い模様が多数ある。踏んだりしないかぎり、まず攻撃されることはない。
予防 基本的には夜行性だが、昼間にヤブや草むらなどで休んでいることがあり、気づかずに踏んでしまうことがあるので、進んで足を踏みいれない。見つけても近づかない。
症状 激痛・腫れ。国内で毎年3000件程度の被害があり、そのうち10人程度の死者が出ている。
処置 咬まれたヘビの特徴や時間を確認して、速やかに救急車を呼んで、安静にする。

ヤマカガシ
ヤマカガシ
特徴 体長1メートル程になる。赤色、黄色、黒色の派手な色のヘビだが、変異がある。性格は基本的にはおとなしく、手をださないかぎり噛まれることはまずない。毒牙は上顎の奥歯にあり、一瞬噛まれただけでは毒が注入されないこともある。ただし、日本に生息するヘビの中で最も毒は強い。首の背面の毒腺からは黄色の毒液が分泌され、それが皮膚につくと炎症を、目に入った場合は失明することがある。
予防 カエルやオタマジャクシを主なエサにしているので水辺で見かけることが多い。見つけても近づかない。
症状 歯ぐきからの出血・全身の皮下出血
処置 咬まれたヘビの特徴や時間を確認して、速やかに救急車を呼んで、安静にする。

マダニ類
特徴 体長2ミリ程。山林に住み、野生動物の血を吸っている。人間にも吸着することがあり、吸血によって肥大化し、はじめて気づくことが多い。ダニの仲間には、ツツガムシ類がおり、これに刺された場合には死亡する場合もある。
予防 防虫スプレーなどがある程度の効果がある。肌を露出しない。
症状 吸着されると発赤・腫れなどがおこる。痒みは少ない。
処置 ひっぱってダニを除去するとダニの一部が人体内に残ることがあるので、皮膚科で治療を受ける。

ノイヌ
ノイヌ
特徴 捨てられたペットや猟犬が野生化したもので、人間に依存せず暮らす。数頭の群れを作る場合がある。(近年、丹沢で迷子になった犬の目撃事例はあるが、ノイヌの目撃事例はほとんど報告されていない)
予防 背を向けて逃げると襲ってくるので注意する。
処置 噛まれた場合には、病院で治療を受ける。

ツキノワグマ
(ヒグマは北海道のみ生息)
ツキノワグマ
特徴 体長110センチ程だが、個体差がある。木の実や葉、昆虫などを食べる雑食性。シカの死体等も食べる。
予防 注意すべきは親仔グマや出会い頭による遭遇。出合わないよう、単独や早朝、夕暮れの登山を避ける、鈴や声などで自分の存在を知らせるなどして予防する。(至近距離で出会った時は、背を向けて走らず、後ずさりしながら逃げる。襲われた時は荷物などで頭や首を守る。荷物を置いて逃げるのは、中に食料があった場合、味を占めて人に近づく要因になるので推奨しない。)
処置 ケガを負った場合には、病院で治療を受ける。

ここに紹介したもの以外にも、注意すべき生き物がいます。最近では、それらについての多くの図書が出版されているので、詳しくは、それらをご覧ください。 また、ここで紹介した処置方法は一般的なもので、体質等によって処置方法が異なる場合があります。

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